せせらぎ耳鼻科

診療時間

〒981-0123 宮城県宮城郡利府町沢乙字新北橋87-1
TEL:022-767-8741
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診療内容

診療内容

対応できる症状

耳が痛い

お子さんで、カゼの後などに耳が痛くなった場合、ほとんどは急性中耳炎です。
夜間急に痛くなった時は、解熱・鎮痛剤(アルピニー坐剤、アンヒバ坐剤など)でとりあえず痛みを抑え、翌日耳鼻科を受診してください。
耳だれが出てもあわてず、外に流れた分をふき取っておけば大丈夫です。
大人の場合は、耳掃除を強くしすぎて急性外耳道炎を起こしていることが多いようです。特に夏場は、外耳道炎になる方が非常に多くなります。

みみだれが出る

耳の痛みがあり、その後みみだれが出た場合は、急性中耳炎の鼓膜に穴が開いて、中耳に炎症のため溜まった液が出て来た可能性があります。
耳がかゆくて、耳かきなどでいじった後のみみだれであれば、急性外耳道炎のことが多いでしょう。

耳鳴りがする

耳鳴りの起こるメカニズムはまだ解明されてはおりませんが、急に起こった耳鳴りの場合、突発性難聴やメニエール病で聴力が低下している可能性がありますので、検査が必要です。

聞こえにくい

外耳道の異常(外耳道炎で腫れている、耳あかが貯まっているなど)、鼓膜・中耳の異常(外傷性鼓膜穿孔、中耳炎など)、内耳の異常(突発性難聴、メニエール病、騒音性難聴、老人性難聴など)等、様々な原因で聞こえが悪くなります。
まずは診察・検査を受けてみてください。

乳児・幼児、音への反応が悪い

頻度は少ないですが、先天性の難聴の可能性もあります。
1度受診して耳のチェックを受けた方が良いでしょう。

めまいがする

めまいには「ぐるぐる」「ゆらゆら」「くらくら」その他、色々なタイプがあります。内耳に原因があるものが1番多く、脳に原因のあるものがそれに次ぎます。耳鼻科専門医を受診して見分けてもらいましょう。

鼻水がでる

透明でさらさらした鼻水に、くしゃみを伴う場合、アレルギー性鼻炎の可能性があります。
花粉の季節ですと花粉症かも知れません。
黄色く色が付いた鼻汁、いわゆる「青っぱな」が多く出る場合は、副鼻腔炎、いわゆる「蓄膿症」の可能性があります。

鼻がつまる

鼻づまりは、鼻の粘膜が炎症などで腫れることで起こり、カゼを含めた鼻の病気でよく生じる症状です。
長く続く場合、一番多いのはアレルギー性鼻炎によるものでしょう。
慢性副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)に、鼻内のポリープ(鼻茸とも呼びます)を伴うタイプがあり、ポリープのサイズが大きいと強度の鼻づまりが続きます。このタイプの方は気管支喘息を伴っていることが多いです。
幼児の場合、鼻が悪くなくても鼻づまり・口呼吸・いびきなどが起こることがあります。鼻の奥の突き当たり(上咽頭と呼ばれます)に、アデノイドという、扁桃腺の一種であるリンパ組織があり、これが大きいと鼻を後ろからふさぐ形になるのです。
高度のいびきや睡眠時無呼吸の原因になっている場合は手術が必要となる可能性もあります。

鼻が匂う

副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)による症状の可能性があります。
特にカゼから急性副鼻腔炎を起こしたときには悪臭を感じることが多いようです。
小さいお子さんで片方の鼻から鼻汁が多く、匂いもして、カゼ薬を飲んでも良くならない、という場合は鼻の中に異物が入っていることが考えられます。

鼻血が出やすい

鼻血の90%以上は心配のないものです。
鼻の真ん中の壁(鼻中隔といいます)の前方、決まったところから出ていて、しばらく圧迫をすれば止まります。
まれに、鼻の奥の方から出血していることがあり、その中にはなかなか止まらないケースもあります。血液疾患や鼻の重大な疾患(ガンなど)が隠れていることもありますので、頻繁に鼻血を繰り返すようでしたら1度診察・検査をお勧めします。

鼻がかゆい、のどがかゆい

いずれも、アレルギーの症状である可能性があります。

のどが痛い

カゼに伴う急性扁桃炎、急性咽頭炎などが多く見られます。
重症の扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍になると、痛みのため食事どころか水物も飲めなくなります。
放っておくと命に関わることもあります。
内服薬ではあまり効果がなく、点滴での治療が必要で、状態によっては数日間の入院も要します。

のどがつかえる

物が飲み込みにくいという症状があれば、腫瘍による通過障害、炎症による腫れ、などの可能性があります。
飲み食いには障害がないのに、いつも何かがのどに引っかかっているように感じる、「咽喉頭異常感症」という病気(症状)もあります。
こちらは最近、胃液の逆流によるものが一番多いことがわかってきました。

声がかすれる

カゼなどでのどの声帯に炎症を起こして声がかすれることが一番多いでしょう。
長く続いている場合には声帯ポリープなども疑われます。
高齢者、喫煙者では、声帯のガンの可能性も考えねばなりません。

顔の半分が動かない

脳に原因があること(中枢性麻痺)もありますが、大部分は末梢性麻痺です。
顔面神経は耳の骨の中を通っているので耳鼻科で扱います。
早期からの治療が大事ですので気が付いたらできるだけ早く受診してください。
耳の入口に痛いできものができてから麻痺が起きた場合は帯状疱疹による麻痺です。
治りが悪いことがありますので特に集中的な治療が必要になります。

対応できる疾患

急性中耳炎

かぜをひいた後などに急に耳が痛くなった場合、ほとんどは急性中耳炎です。
適切に治療し、治ったことを確認しないと、滲出性中耳炎に移行することもあり、注意が必要です。
最近は、薬剤耐性菌による治りにくい中耳炎が増えています。

慢性中耳炎

鼓膜に穴の開いている「慢性穿孔性中耳炎」が最も多いものです。
「耳だれ」を繰り返す場合はそれを止めるために、また、聴力を改善できる可能性もあるため、可能であれば手術をお勧めします。
病状にもよりますが耳の手術の専門病院では、外来で手術可能なこともあります。

滲出性中耳炎

鼓膜の奥に液が貯まるため、鼓膜の振動が妨げられて聴力が悪くなる中耳炎です。
急性中耳炎に引き続いて起こることもあれば、いつから始まったかはっきりわからないこともあります。
風邪や、鼻の病気があると悪化します。まずは飲み薬で治療を開始し、改善しなければ鼓膜切開や鼓膜にチューブを入れる手術を考えます。

突発性難聴

名前の通り、突然に片方の(ごくまれに両方のことも)聴力が悪くなる病気です。耳鳴り・メマイを伴うことも多くあります。
軽症から重症まで様々ありますが、できるだけ早く受診して治療することで、かなりの改善が期待できます。

メニエール病

耳の奥(内耳)に障害があるとめまいが起きます。その中でも代表的な病気がメニエール病です。
典型例では片方の耳に耳鳴り、つまった感じが出現。同時に回転性のめまいが起きます。
めまいが無く、耳のふさがる感じ(+耳鳴り)だけのタイプ(蝸牛型メニエールといいます)も割合多く見られます。

耳下腺炎(おたふくかぜ)

予防接種実施率の低下に伴い、このところ毎冬流行が見られます。成人例も多くなっています。
成人の場合、食事も取れないほど重症化し、入院する例もあります。
耳鼻科的には、数千から数万人に1人、聴力の低下を引き起こすことが問題です。
難聴がどのような人に起こるか予測はできず、治療法もありません。おたふくかぜの症状が出ないウィルス感染(不顕性感染)でも起こり得ます。予防接種をすることが唯一の対策です。

老人性難聴

高い周波数の聴力から落ちてくるため、母音と子音では子音が聞き取りづらくなり、「声は聞こえるのだが話の内容が聞き取れない」という状態になります。
残念ながら1度低下した聴力を再び良くすることはできませんが、補聴器でカバーすることはできます。
聴力に合わせた補聴器でないと実用にならないこともありますから、耳鼻科を受診してご相談ください。信頼できるメーカーに依頼します。

アレルギー性鼻炎

スギ、カモガヤ、ブタクサなどの花粉が原因の「花粉症」と、ダニ、ハウスダストなどが原因となる「通年性アレルギー」があります。
アレルギーの体質自体を変えることは困難ですので、症状を抑える治療が中心になります。
人それぞれの反応に合わせ、色々な薬物治療がありますので、あきらめずに受診してみてください。

副鼻腔炎

色の付いた鼻汁がたくさん出たり、鼻内のポリープを伴うために鼻が詰まったりします。カゼから起きる急性副鼻腔炎では頬や眼の周囲の痛みを伴うこともあります。
近年は良く効く薬もあり、手術が必要な方は減りましたが、治りが悪い場合には入院・手術もあり得ます。

扁桃炎

カゼに伴う細菌性・ウィルス性の急性扁桃炎が多く見られます。細菌性の扁桃炎は抗生物質で治療します。
食事もつらいようでしたら、内服だけでなく点滴も必要になる場合があります。
重症の扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍というような状態では、命に関わることもありますので、数日間の入院を要することもあります。
ウィルス性の扁桃炎の1つに、伝染性単核球症という、性行為感染症の1種があります。のどの症状に加え、首のリンパ腺の腫れ、肝臓の障害を起こして来ます。
抗生物質は無効ですので治療は痛みを抑えるなどの対症療法になりますが、食事が取れない、高熱が続くなど重症の場合はやはり入院する場合があります。

咽頭炎

カゼの時にのどが痛い、という場合、ほとんどは咽頭炎を起こしているためです。咽頭にはリンパ組織が豊富にあり、そこにウィルスや細菌が感染して症状を起こします。
カゼの治癒に伴い改善することが多いですが、細菌性を疑わせる症状が強い場合は抗生物質で治療します。

喉頭炎

喉頭は気管への入り口になっており、声を出す器官でもあります。カゼの炎症が喉頭に起こりますと、痛みはそれほどでもないのに声がかすれ、セキや痰が出たりします。 カメラ(ファイバースコープ)で見ると、声を出す声帯が赤くなったり、腫れていたりするのがわかります。声を使うのは最小限にして、炎症を抑える薬を使って治療します。

声帯ポリープ

こちらは準備中です。

顔面神経麻痺

急に顔の半分が動かなくなる病気です。中枢性(脳に原因がある)のものと末梢性のものに分けられますが、圧倒的に多いのは末梢性で、顔面神経は耳の骨の中を通っているため、耳鼻科で扱います。
一番多いのは原因のはっきりしないベル麻痺と呼ばれるものです。最近ではヘルペスウィルスによるとする説が有力です。
ステロイドを大量に投与する治療法が有効です。発症1週間以内に開始しないと有効率が下がります。
副作用の危険があるため原則として入院で行いますが、事情が許さない方には厳重に検査でチェックしながら外来で治療することも可能です。

外耳道炎

耳の掃除を強くし過ぎたりすると、耳の穴(外耳道)の皮膚に細かい傷がつき、そこからの細菌感染で炎症を起こします。
痛み、耳だれ、外耳道が腫れるため耳が詰まったような感覚、などが主な症状です。
重症化すると強く腫れて、激烈な痛みを起こす場合もあります。
夏場は、高温多湿が細菌の繁殖に適するのでしょうか、耳が痛いという方の過半数が急性外耳道炎です。
治療には抗生物質の点耳薬、飲み薬、重症例には注射薬も使います。

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